着物のリメイクについて
着物を着ると、とてもその場が華やぎますし、着る人の気持ちも「しゃん」とするので、パーティーシーンでも普段着に着るのも良いものです。
ただ、「着物を持っているけれど、ほとんど着ていない」、というケースも多いのではないでしょうか?
そんなとき、着物を他のアイテムにリメイクすることができます。
今回は、お勧めの着物のリメイク方法を、ご紹介したいと思います。
1.真綿布団
当店がイチオシでお勧めしている着物のリメイク方法は、真綿布団です。
着物は真綿とはシルク100%の中綿です、綿ではありません。
真綿布団は夏は涼しく冬は暖かく感じられるようにできています。
夏でも冬でも快適に過ごすことができます。絹は自分で呼吸しますので、湿気がこもりません。また絹は動物性たんぱく質で人間の肌にちかく、保湿効果もあります。
冬に乾燥して痒くなる方は最適です。
また、真綿はシルクでできていますから、加工して布団にすると、一切ホコリなども出ませんし、軽くてとても使いやすいです。アレルギーのある方でも安心です。
また、思い入れのある着物の柄を、毎晩見ながら眠ることができるので、贅沢な気持ちで眠りにつくことができます。
また、布団の場合、女性だけではなく男性でも使えるところが良いところだと思います。
タンスの肥やしが、毎日の安眠のお供に生まれ変わります。
2.日傘
着物を日傘にする方法も、お勧めです。
着物の素材はしっかりしているので、傘の骨にはり付けても、破れることがありません。
また、傘にすると、着物の風合いがマッチして、非常にセンス良く見えます。
祖母や母親の形見の着物を日傘にすると、まるで故人と一緒に外を歩いているような気持ちになることができます。
日傘専門のリメイク業者などがあるので、関心がありましたら、ご利用頂けたらと思います。
3.ワンピース、スカート、ドレス
ワンピースやスカートは、とてもポピュラーな着物のリメイク方法です。少し器用な方なら、ご自身で着物を洋服に作り替えてしまわれる方もいます。
また、着物の柄や素材には重厚な雰囲気があるので、洋風のドレスに作り替えると、非常にゴージャスなイメージになって、華やかです。外国の方にも好評です。
自分では加工ができない場合、リフォーム専門店などでリメイクしてもらうことができます。
4.鞄
着物を、鞄に作り替える方法もあります。着物の布はとても大きいので、どのような大きさやかたちの鞄でも作ることができます。
たとえば、A4サイズが入る鞄であれば、普段のオフィスや学生生活などで使うことも可能ですし、とてもおしゃれです。鞄も、自分でも作ることができます。
5.ストール、スカーフ
着物をストールやスカーフにしてしまうこともできます。
着物の柄が華やかに首元を演出するので、同じ洋服を着ていても、がらっと印象が変わってお勧めです。
これならとても簡単ですから、たいていの方が自分で作れるのではないでしょうか?
このように、着物のリメイク方法は、アイデア次第で非常にいろいろです。着物を買うとき、「将来着なくなったらもったいない」と心配する必要はありません。また、眠っている着物がおありなら、当店にご相談いただけましたら、良いご提案をさせていただきますので、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。